2005年8月22日(月)「しんぶん赤旗」

「開かれた教研」に1万人

閉幕でアピール 子ら成長できる社会に


 大阪府で開かれていた教育研究全国集会「みんなで二十一世紀の未来をひらく教育のつどい」(全教や新婦人などでつくる実行委員会主催)が二十一日、四日間の日程を経て閉幕しました。父母・国民や教職員が一緒に論議し、子どもが参加する「開かれた教研」を目指したことしの集会には、一万人をこえる参加者があり、全教発足以来、最大規模となりました。

 五十団体が協力し、大阪労連や新婦人など実行委員会参加団体もリポートを提出。父母のリポートも例年を上回りました。高校生は約二百人が参加し、特設分科会のリポート報告やフォーラムでの発言をおこないました。「青年教職員大集合」に百五十人が集まるなど、青年教職員の活躍が目立ちました。韓国の全教組の代表が初参加し、「北東アジアの平和のために力を合わせよう」と共同声明を発表しました。

 最終日には、「競争で子どもの学力は伸びるの?」「『少年事件』から子どもの育ちを考えよう」など国民的関心を呼んでいる十のテーマで「教育フォーラム」を開きました。「こういう場を待っていた。教師と父母が話しあえるようなフォーラムをもっとやってほしい」など、初参加の父母や市民が目立ちました。

 閉幕に当たり、「父母・国民、教職員のみなさん、子どもたちがすこやかに成長・発展できる教育と世の中を、力をあわせてつくりましょう」とのアピールを発表。憲法・教育基本法の値うちや教育は国民のものであることを確かめ合うことができたと強調。子どもの声にしっかりと耳を傾け、おとなたちがしっかり力を合わせようと呼びかけています。


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