2005年8月18日(木)「しんぶん赤旗」

共産党の前進が憲法守る確かな力

改憲競う自民・民主を批判

静岡で市田氏訴え


 日本共産党の市田忠義書記局長は十七日、静岡市の青葉公園で、衆院選比例のせこゆき子候補、静岡県内の小選挙区候補とともに演説し、会場を埋めた四百人の聴衆に、衆院比例東海ブロックでの複数議席獲得を訴えました。

 東海ブロック(定数二十一)で、日本共産党は、現職の佐々木憲昭候補の議席死守、せこ候補勝利で、複数議席獲得をめざします。せこ候補は、「何としても議席を取り戻し、子ども、お年より、働くものの代表として全力をあげる」と決意を表明、大きな拍手を受けました。

 市田氏は、「たしかな野党」・日本共産党への支持を訴えたなかで、憲法問題に言及。戦後六十年の大切な節目の年に、自民党が、憲法九条二項にある「戦力不保持」「交戦権の否認」をとりはらい、「自衛軍の保持」をうたう憲法改悪第一次案を発表したのに続き、民主党も十六日発表の選挙マニフェストで、改憲へむけ「国会におけるコンセンサスづくりに真摯(しんし)に努力する」とのべています。

 市田氏は、「自民党も民主党も、憲法をかえ自衛軍をもてるようにさせることでは共通している」「立党から八十三年間、命がけで反戦・平和を貫いてきた日本共産党の議席を大きくすることが、憲法を守り抜く確かな力になる」と訴えました。

 藤枝市に住む会社員(53)は、「戦争と平和という一番根源的な問題でぶれる党は信用できません。創立以来、平和を守るためにがんばってきた共産党は信頼できます。市田さんの話をきいて勇気をもらいました」と話しました。


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