2005年8月17日(水)「しんぶん赤旗」

郵政民営化 反対は共産党だけ

東京10区

“造反”自民、民主も○


 郵政民営化問題が争点となっているなか、十六日朝放送のTBS系番組「みのもんたの朝ズバッ!」に、衆院東京10区に立候補予定の四氏が出演し、郵政問題への態度が問われました。

 予定候補者は、日本共産党の山本としえ氏、民営化法案に反対した民主党の鮫島宗明前衆院議員(比例東京ブロック)、自民党の小林興起前衆院議員、そして小林氏の対立候補として自民党本部から送りこまれた小池百合子環境相の四氏。

 「郵政民営化には賛成だ」に対し、「×」の反対の札をあげたのは日本共産党の山本候補ただ一人。採決では反対したはずの小林氏と鮫島氏も賛成の「○」を手に。両氏とも「小泉首相の民営化法案には反対」だが、「郵政民営化には賛成だ」とコメント。小池氏は「選挙用だ」と皮肉りました。

 山本候補は、郵政民営化では国民サービスがどんどん削られていくこと、郵貯・簡保の三百四十兆円を日米の金融資本のもうけ口にしようとするものだと、堂々と批判しました。

 反対した自民党議員のみならず、民主党も郵政民営化賛成であることが示され、オール与党対日本共産党の構図が浮き彫りになりました。


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