2005年8月13日(土)「しんぶん赤旗」

戦後60年と向きあう

平和のための戦争展始まる


 「平和のための戦争展(東京)」(主催・同展実行委員会)が十二日、東京・渋谷区の全労済会館内で始まりました。

 今年で二十六回目。呼びかけ人に俳優の西田敏行さんや映画監督の山田洋次さん、女優の黒柳徹子さんらが名を連ねています。

 今回は「戦後60年体験と向きあう」をテーマに、元日本軍従軍慰安婦らの絵などを展示。元日本軍の加害や被爆の被害を体験者が証言するイベントも行われ、次々に若者やお年寄り、親子連れなどが訪れていました。

 中国人強制連行にかかわった元日本軍軍曹の小山一郎さん(85)が当時の戦争を「侵略戦争以外のなにものでもなかった」と証言。作戦中に立ち寄った村で、上官に命令され村人を刺し殺したことなどを語りました。十五日(午前十時三十分から午後七時三十分、最終日は午後五時三十分)まで。


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