2005年8月10日(水)「しんぶん赤旗」

総選挙 比例候補 力強く


■九州・沖縄ブロック赤嶺候補 日本共産党の赤嶺政賢前衆院議員(沖縄1区・比例代表九州・沖縄ブロック重複候補)は九日、沖縄・那覇市の県庁前で、西平守伸2区候補、猪原健3区候補、真栄里保4区候補とともに街頭演説に立ちました。

 赤嶺候補は「きわめて道理の通らない解散・総選挙ではあるが、同時に今の行き詰まった自民党・公明党の政治に国民の声をあげる絶好の機会として、九州・沖縄ブロックでの二議席前進をめざし、衆院一区でも勝利をかちとるために全力をあげる」と訴えました。

 さらに「今、国会に必要とされる政党は、国民の立場にたって、庶民大増税、憲法改悪に反対し、米軍基地撤去をキッパリと求めるたしかな野党である日本共産党を大きくすることではないか」とよびかけました。

 赤嶺候補らの訴えに、通りかかった会社員や買い物帰りの女性らも足を止めて「がんばって」と声をかけ、各候補と握手を交わしていました。

■東海ブロック 佐々木・せこ 加藤候補 東海ブロック(定数二十一)の佐々木憲昭、せこゆき子(愛知4区重複)、加藤隆雄の各比例候補、かわえ明美・愛知5区候補は九日朝、名古屋駅前で街頭演説し、「たしかな野党、日本共産党が伸びてこそ政治をかえられる」と訴えました。

 佐々木候補は、衆院・郵政民営化特別委員会での質問を紹介。「公社のままなら黒字だが、民営化すれば六百億円の赤字になる。質問すればするほど法案の中身がひどいことが分かってきた」と報告し、「民営化問題だけでなく、これまでの自民党政治に審判をくださなければならない」と強調しました。

 せこ候補は、医療や介護保険など「小泉内閣の行き詰まりは社会保障でもとりわけ深刻」と述べ、「私が国会にいない間にひどい改悪がされた。許せない」と議席の奪還に決意を込めました。

 足を止めて聞いていた田中光さん(64)=名古屋市中村区=は「年金は減るし医療費は高くなるし、自民党は弱者の苦しみが全然わかってない。共産党に頑張ってほしい」と期待を語っていました。

■北関東ブロック塩川・森原元山候補 衆議院の解散を受けて、日本共産党の塩川鉄也前衆院議員、森原公敏国際局次長、元山かよ子埼玉県委員会常任委員の衆院比例北関東ブロック三候補は九日、北関東四県各地で街頭演説に立ちました。

 塩川候補は埼玉県所沢市を中心に駅前やスーパー前などで宣伝。郵政民営化法案について「小泉首相と五回にわたって論戦し、国民サービスを切り捨て、三百四十兆円の郵貯・簡保の資金を日米金融資本の食い物にする国民不在の法案であることがはっきりした。法案否決は大変うれしい」と指摘。「悪政を競い合う『二大政党』は形を変えた『オール与党』。『庶民大増税反対』『憲法守れ』の願いを託せるのは、野党らしい野党、日本共産党だけ」と支持を訴えました。

 演説を聞いた市民がビラを進んで取りに来たり、宣伝参加者に「増税になったら生活がどうなるか不安」と声をかけたりしました。

■東北ブロック高橋候補 衆院比例東北ブロック(定数十四)の高橋ちづ子候補は九日朝、高柳ひろあき青森1区候補とともに、青森市役所前で解散後初の街頭演説。「国民の声が生きる政治をつくるために日本共産党に支援を」と訴えました。女性がかけよって「がんばって」と握手を求める場面もありました。

 高橋候補は、道理のない解散を批判しつつ、「総選挙を政治を変えるチャンスとしてたたかいたい」と決意を表明。庶民大増税でも憲法の問題でも、自民党と民主党が同じ立場であることを指摘し、「自民・民主の『二大政党』で、新しい政権の枠組みができても、ゆきづまった自民党政治の延長にすぎない」と批判しました。

 高橋候補は、「日本共産党と国民の共同で新しい政治の流れをつくろう」と呼びかけました。


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