2005年8月10日(水)「しんぶん赤旗」
総選挙へ
自民政治ときっぱり対決
共産党 比例候補先頭に訴え
三十日公示、九月十一日投票という総選挙日程が決まったことをうけ、九日、各党とも宣伝や組織活動にいっせいに走り出しました。日本共産党は地元に戻った前衆院議員をはじめ比例、小選挙区候補者を先頭に街頭から力強く訴えました。
■大阪で市田書記局長
大阪では市田忠義書記局長が近畿の八人の比例候補とともに夕方から梅田阪神前で街頭演説。千五百人の聴衆に訴えました。
市田氏は、郵政民営化法案をめぐり衆院を解散してまで何がなんでも押し通そうとする小泉内閣に道理はないと力説。党が三議席をもつ比例近畿ブロックの重要性にふれ「主権者の一票でゆきづまった自民党政治に審判を下すチャンス。意気高くたたかいぬこう」と呼びかけました。
日本共産党が財界からの献金も政党助成金もびた一文受け取らず、結党いらい八十三年間反戦・平和を命がけでつらぬいた歴史を紹介。企業や団体の献金に支えられ、アメリカいいなりの自民・民主の「二大政党」では内政・外交のゆきづまりは打開できないとして「庶民大増税や憲法、外交の問題でも、自民党政治とキッパリと対決できる、日本共産党がのびるかどうかがこんどの選挙の最大の焦点であり、二十一世紀の新しい政治をつくる保証です」と力説し、「がんばれよー」の声援を受けました。
石井いく子候補は「近畿から国民の思いを代弁する共産党躍進の大波をおこすため全力をつくしたい」と表明。
こくた恵二、吉井英勝、山下よしき、平松順子、川内たかし、中野あけみ、下角つとむの各候補が日本共産党の前進に全力を挙げる決意を表明しました。