2005年8月9日(火)「しんぶん赤旗」

さあ総選挙 比例候補街へ


 衆院の解散をうけ、前回日本共産党の議席を失った北海道、北陸信越、中国、四国の各比例ブロックでは、議席を必ず取り戻そうと、8日、比例候補を先頭に街頭から「ともに政治を変えよう」「日本共産党へのご支援を」と訴えました。


■北海道 宮内聡候補

 衆院比例北海道ブロック(定数八)の宮内聡候補は八日、稚内市内を街頭演説で精力的に回りました。

 宮内候補は「みなさんが身近な郵便局がなくなるのでは、と心配していた郵政民営化法案を否決できた」と報告。「総選挙になれば、悪政に立ち向かうまっとうな野党・日本共産党がどれだけ伸びるかがカギ。北海道では、前回失った比例一議席を必ず取り戻す」と決意を語りました。「自民・公明両党は、憲法九条を改悪してアメリカと戦争できる国にしようとしている。北海道選出の民主党議員は、自衛軍をつくると言っている。とんでもない」とのべ、「二大政党」では政治はよくならないと強調しました。

 通りかかった女性も足を止め、「その通りです。頑張ってください」と声をかけていました。

■北陸信越 木島日出夫候補

 北陸信越ブロック(定数十一)の木島日出夫比例候補(元衆院議員)と川俣幸雄同候補・新潟1区候補は八日、新潟市内で街頭宣伝をしました。

 木島候補は「国民の利益を代弁し、まっとうな野党としてがんばっている日本共産党が伸びることこそ、ゆきづまった自民党政治を打開できる道だ。前回次点でくやしい思いをした。今度こそ国会へ送り出してほしい」と力強く訴えました。

■中国 中林よし子候補

 中国ブロック(定数十一)の中林よし子候補は八日、上代よしお島根1区候補とともに松江市で訴えました。中林候補は「『もう限界、この政治を変えてほしい』の声を中国地方から誰が届けたのか」と問いかけ、介護保険法改悪に中国地方選出の全衆院議員が賛成したことを指摘しました。

 自民、民主が消費税引き上げやサラリーマン増税、憲法改悪を競い合っているとし、「どちらが政権につこうと政治を変えることはできません。まともな野党、日本共産党がのびる以外に日本の政治のゆきづまりを打開することはできません。この選挙は日本の未来がかかっている」と強調し、戦後六十年の歴史的選挙に全人生をかける決意を表明しました。

■四国 春名なおあき候補

 四国ブロック(定数六)の春名なおあき候補(元)は、八日、党比例ブロック事務所から四国の各地に電話。「短期決戦の総選挙です。必ず勝てるようにがんばります」

 事務所を飛び出して高知市内各所で市議らと街頭演説。日本共産党の躍進で暮らしと命を守る力、憲法を守り抜く平和の力を大きくしましょうと訴えました。

 聞いていたタクシー運転手の阪田吉弘さんは「景気回復をやって。春名さんを今度は落とされんぜよ。どんなことがあっても」。

 夜は、高知市役所前で開かれた「みんなで守った郵便局! 総選挙に勝利し、憲法とくらしを守ろう!」の緊急集会(高知県労連主催)に参加。「政治のおおもとを変えるたたかいをご一緒に」と連帯のあいさつをしました。

■南関東 大森候補

 南関東ブロック(定数二十二)の大森たけし比例候補(神奈川5区候補と重複)は八日夕、横浜市の横浜駅西口で、街頭演説に立ち、比例区で現職の志位和夫委員長に続いて「必ず議席をとり返す決意です」と力強く訴えました。

 各小選挙区候補も参加し、買い物客や勤め帰りの市民らが足を止め、熱い拍手を送りました。

 横浜市旭区の摂待(せったい)勝利さん(62)は「憲法九条を改悪させないよう頑張ってほしい」と期待し、通りがかりに演説を聞いた年配の女性=同市神奈川区=も「福祉を守るには共産党はなくてはならない存在です。頑張ってください」と話していました。

■東海 せこ・加藤候補

 東海ブロック(定数二十一)の、せこゆき子、加藤隆雄の両比例候補は八日夕、名古屋駅前で街頭演説し、「大企業いいなりの自民党と民主党の悪政の競い合いに審判を下し、新しい政治をつくろう」と日本共産党の躍進を訴えました。

 せこ候補は二〇〇三年の総選挙で議席を失った後も、介護相談をはじめ東海地方での活動を紹介。「自民党政治のもとで苦しめられている多くの方に会い、私自身もつらい思いをした。今度こそ議席を取り戻したい」と力を込めました。

 加藤候補は「日本共産党が躍進してこそ、国民要求を実現する確かな力になる」と強調しました。

■近畿 山下候補

 近畿ブロック(定数二十九)の山下よしき比例・大阪5区候補と長谷川良雄同4区候補は八日夕、大阪市北区のナビオ阪急前で緊急の街頭演説をしました。

 山下候補は、(1)消費税増税・サラリーマン増税・社会保障切り捨てにきっぱり反対(2)憲法改悪し海外で戦争できる国づくりを狙う動きにストップなど四つの約束を示し、「根本の政策に違いのない自民と民主のどちらが勝っても流れは変わらない。まっとうな野党として悪政に待ったをかける確かな力、共産党を伸ばして」と訴えました。

 演説を終えた山下候補と握手した男性は、「とにかく政治の流れを変えてほしい。それには、パンチのきいた批判勢力が必要です」と日本共産党への期待を語りました。

■九州沖縄 田村候補

 九州沖縄ブロック(定数二十一)の田村貴昭候補(福岡10区と重複立候補)は八日夕、北九州市・小倉駅前で街頭演説。「自民、民主の大増税、憲法改悪の痛みの政治、平和を大切にしない政治と対決し、財界優先でなく国民の利益最優先でがんばる確かな野党・日本共産党を大きくしてください」と訴えました。

 「がんばって」と声援を送った自営業の女性は「うそを言わないのは共産党だけ。のびてもらいたい」と話し、客待ちのタクシー運転手も「今度こそ共産党に勝ってほしい」と話しました。小倉北区の男性(73)は「年金暮らしで食べていくのがやっと。貧乏人が安心して暮らせるようにしてほしい」と話しました。


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