2005年8月1日(月)「しんぶん赤旗」

学生たちが「九条カフェ」

“本業の学問通した活動を”

　学生による九条の会を立ち上げた若者らを中心に三十日、東京・江東区内で九条への思いや「九条の会」を広める方法などを交流する「九条カフェ」が開かれました。同日開かれた「九条の会・有明講演会」参加者が呼びかけたもの。講演会の感想などを語り合い、「名前を工夫している」「メーリングリスト（登録するとメールが送られる）に登録してもらう形で入りやすくしている」と、お茶とお菓子を交えながら交流しました。

　カフェには、約六十人が参加。九条の会事務局長の小森陽一東京大学教授も駆けつけ、学生らからの質問に答えました。主催した学生によると、都内の学生九条の会が一堂に会するのは初めて。

　学生からは「九条の会事務局長として学生の会に求めるものは」などの質問が出されました。小森教授は、学生の本業である学問を通した活動をしてほしいと強調。自分が納得できるまで考え、九条のすばらしさが相手に伝わる「新しい水準の言葉を生み出して」と呼びかけました。

　学生の九条の会は、東京、早稲田、明治、慶応、中央、一橋、立正、東京学芸などの各大学で結成されています。