2005年7月31日(日)「しんぶん赤旗」
「九条の会」の講演会
世界の通信社が紹介
■英ロイター
「数千人が東京で集い、憲法の平和条項を変えようとする日本政府に反対の声を上げた」―英国のロイター通信は三十日、「九条の会」の講演会について速報しました。
「日本の平和主義を守れ、数千人が集う」と題した同記事は、「九条の会」について、「憲法の平和条項を支持する、ノーベル賞作家の大江健三郎氏や日本の三木武夫元首相の妻ら九人によって設立された」と紹介。三木睦子さんの言葉を引用し、約一万人が参加したと伝えました。
■仏AFP
【パリ=浅田信幸】フランスのAFP通信は三十日、「九条の会」の集会に約一万人が参加したことを伝え、ノーベル文学賞受賞者の大江健三郎氏が「憲法見直しのたくらみは退けることができる」と述べたと報じました。
AFPは、世論調査によると憲法改正論が強まっているが、「武力行使と軍隊の保持を放棄した憲法九条に多くの日本人は愛着を抱き続けている」と指摘。「九条の会」は「不戦の原則を擁護するため、大江氏を含む九人の日本人によって結成された」と伝えています。