2005年7月23日(土)「しんぶん赤旗」

教研会場の許可取り消しは不当

大教組が大阪市を提訴


 来月十八日から開催される教育研究全国集会二〇〇五の会場・大阪市中央体育館の使用許可を同市が取り消したことに対し、大阪教職員組合(大教組)は二十二日、市の処分取り消しを求め大阪地裁に提訴しました。

 市は右翼団体の街宣車による騒音や混乱を理由に「管理上支障がある」として体育館の使用許可を今月十九日に取り消しました。

 訴状は、これまでの教研集会で主催者と右翼団体との間で混乱が生じた事実はないと指摘。今回についても、警察などの警備によって混乱を防ぐことは十分に可能だとしています。

 大教組はこの日、市の会場使用取り消し処分の執行停止を求める申し立ても同地裁にしました。

 大教組の辻保夫委員長は「集会の自由を暴力的に破壊しようとする行為を警察と協力して排除することは、公共施設を管理する自治体に課せられた責務です。大阪市による会場使用取り消しは断じて容認できません。私たちは多くの父母と国民のみなさんと力を合わせて、教研全国集会を成功させたい」と話しています。


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