2005年7月20日(水)「しんぶん赤旗」

酒販規制期限を延長

衆院委で全会一致 佐々木氏「酒屋守る法案」


 酒販店の新規出店を規制する緊急措置の期限を延長する法案が十九日、衆院財務金融委員会で全会一致で可決されました。

 この法案は、街の酒屋さんの経営を守るため酒類小売業免許の付与を制限する時限立法で、全国の千二百七十四地域に加え、新たな申請も受け付けるものです。来年八月三十一日まで一年間延長されます。

 日本共産党の佐々木憲昭議員は「酒屋さんが消えていくのは地域社会の人のつながりを壊しかねない問題。その意味で規制緩和そのものには反対してきた」としたうえで、今度の法案には中小の酒屋さんを守るため基本的に賛成するとのべました。

 さらに「本来、急激な規制緩和路線は弱肉強食をもたらす。中小企業を守る立場で、考え直すべきときではないか」と提起しました。


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