2005年7月20日(水)「しんぶん赤旗」
総選挙のための供託金募金へのご協力を訴えます
2005年7月19日 日本共産党中央委員会
政局は、八月十三日の今国会会期末をふくめ、衆議院の早期解散の可能性をはらんだ緊迫した事態となっています。来るべき総選挙にむけて、候補者一人あたり比例代表選挙で六百万円、小選挙区で三百万円にのぼる供託金を準備するため、募金にご協力くださるようお願いします。
有権者のみなさん
小泉首相は、郵政民営化法案が参議院で否決されたら、衆議院を解散するとの姿勢をしめしています。これは道理がないものです。だいたい解散という手段をふりかざして国会を脅し、まともな審議を封殺し、国民の多くが批判を強めている郵政民営化法案を何がなんでも強行するという態度は、議会制民主主義を壊す、許しがたいものです。
もちろん、小泉首相があえて解散・総選挙にうって出るならば、私たちは正面から受けて立ち、小泉政治そのものへの断固たる審判、自民党政治の根本的転換を訴えてたたかいます。日本の政治が危機的状況を深めている今日、日本共産党の議席をのばすことの意義を広く有権者に訴え、前進のために全力をあげます。
有権者のみなさん
日本共産党は、すべての比例代表ブロックで議席を獲得し増やすために、比例代表選挙を党活動の軸にすえてたたかいます。小選挙区でも、候補者が日常的に活動することを重視し、全選挙区での立候補をめざし可能な限り候補者をたてて、党前進のうねりをつくるために全力をつくします。
日本共産党は、カネの力で政治をゆがめる企業・団体献金を受け取らず、税金を政党が勝手に分け取りする憲法違反の政党助成金も受け取っていません。党員がおさめる党費、「しんぶん赤旗」の代金、個人からの寄付など、国民の浄財だけに頼って活動している政党です。だからこそ、だれに遠慮することもなく、国民の利益の立場を貫くことができます。
総選挙の可能性が強まっているいま、緊急に必要なものが供託金です。冒頭に述べた、世界的に例のない高額の供託金は、自由な立候補を抑制する反民主主義的なものです。みなさんのご協力をえて、こうした不当な抑制を打破し、必要な供託金を早急に準備してたたかう決意です。
全国すべての日本共産党事務所でとりくんでいる供託金募金の運動にご協力くださるよう、心からお願いします。
供託金募金を党中央委員会によせられる場合は、つぎの口座にお願いします。
郵便振替
口座番号 00170―7―98422
口座名義 日本共産党中央委員会
(通信欄に「供託金募金」と明記してください)