2005年7月16日(土)「しんぶん赤旗」
米海兵隊が実弾砲撃演習
東富士演習場で 市民ら監視のなか
東富士演習場(静岡県御殿場市、裾野市、小山町)で十五日、“沖縄の痛み分け”として分散・移転された沖縄米海兵隊による沖縄県道104号線越え155ミリりゅう弾砲実弾砲撃演習(七回目)が始まりました。
「米軍は東富士に来るな!出ていけ!静岡県民の会」の人たちが午前七時から双眼鏡を手にりゅう弾砲の発射弾数や発射時刻などの監視を始めました。日本共産党の高木理文・御殿場市議、加藤宏和・小山町議も参加しました。
朝霧の晴れた午前七時五十七分、初弾が富士のすそ野の高畑着弾地にさく裂し、噴煙があがった後、「ドーン」という音がひびきわたりました。りゅう弾砲発射弾数は午後五時までに計五十七発を数えました。
監視団責任者の米野直彦・県平和委員会常任理事は、「イラク派兵の予備軍づくりの演習。東富士演習場使用協定に反する危険な演習になっていないかを監視していきます」と話しました。
演習は十五日から二十五日のうち八日間、第一二海兵連隊第三大隊の一個中隊約二百二十人が砲門六門、車両約五十台を使用して実施します。