2005年7月16日(土)「しんぶん赤旗」

都市型戦闘訓練中止求める

沖縄県統一連 米軍に抗議集会


 沖縄県金武町での米軍の都市型戦闘訓練強行に抗議し、訓練の即時中止と施設の無条件撤去を求める緊急集会(主催・沖縄県統一連)が十五日、沖縄・那覇市の県民広場で開かれ、約百五十人が参加。国際通りをデモ行進し、怒りのシュプレヒコールをあげました。

 米軍が訓練を始めた都市型戦闘訓練施設(陸軍複合射撃施設)は、沖縄自動車道から二百メートル、同町伊芸区の住宅地から三百メートルしか離れておらず、町議会だけなく、県議会でも訓練の即時中止を求める決議が全会一致で可決され、十九日には超党派の県民集会も開催されることになってます。

 統一連の新垣繁信代表幹事は、「沖縄県民は戦後五十年以上も米軍の演習場に囲まれた生活を余儀なくされてきた。その上で、米軍が都市型戦闘訓練を強行したことは、県民の命と人権をまったく無視した暴挙だ」と強く抗議。「施設を撤去させるために、県民ぐるみのたたかいを広げよう」とよびかけました。

 情勢報告を行った日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、「地元住民や県民を虫けらのようにあつかう米軍の訓練は必ずやめさせなければいけない」と強調。「県民みんなが立ち上がれば訓練をやめさせることができる。そのために、統一連の役割はますます重要だ」と指摘し、ともにたたかう決意を訴えました。


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