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2005年7月14日(木)「しんぶん赤旗」
「仮設の実情知って」
新潟県生連が厚労省に要請
「仮設住宅の実情に国は目を向けて」。中越大震災で被災した住民は、豪雪に傾いた仮設住宅で、大雨や猛暑に苦しんでいます。
十三日、新潟県生活と健康を守る会連合会は、厚生労働省に要請行動を行い、「エアコンの増設」「駐車場の増設」などを訴えました。
同省の担当者は「エアコンは一戸に一台。増設は考えていない」「駐車場増設のスペースはない」と回答。参加者からは「熱中症で亡くなるお年寄りをどう防ぐのか」「多人数の世帯にエアコン一台では足りない」などの発言が相次ぎました。
同県生連の鈴木治雄会長は、「国としても、被災住民の声を受けて、もう一度見直すという姿勢が必要ではないか」と強く訴えました。
小千谷市の仮設住宅に住む上村レイさん(65)は、「仮設住宅を避難所の延長で考えないでほしい。少なくともあと一年はそこで生活するのだから」と話していました。