2005年7月12日(火)「しんぶん赤旗」
盧溝橋事件68周年で新華社
本紙記事を紹介
【北京=菊池敏也】中国国営新華社通信は七日、日本の対中全面戦争開始の口実とされた盧溝橋事件(一九三七年七月七日)六十八周年にあたって「しんぶん赤旗」が掲げた主張を報道しました。
新華社電は、本紙主張が盧溝橋事件の起きた「7・7」について、「日本国民として記憶にとどめるべき日」とのべるとともに、「歴史を直視し、侵略戦争正当化論を克服すること」は「重要な課題となっている」と指摘したことを伝えています。
また、新華社が発行する「参考消息」紙は、八日付で「反省することなしに真の友好関係はない」との表題で、盧溝橋事件を特集した本紙七日付記事を紹介しました。
盧溝橋事件の真相をわい曲する靖国神社の主張に対して、同事件の経過やその本質を明らかにし、歴史の真実がどこにあるのかを示した部分や、「靖国神社と政府の立場は違う」と言い訳をしながら靖国参拝を続ける小泉首相を批判し、参拝中止を求めた部分などが重点的に紹介されています。