2005年7月7日(木)「しんぶん赤旗」
ヘリ部隊移設
“嘉手納には場所ない”
国会調査団に基地司令官
米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)のジャン・マーク・ジュアス司令官(准将)は六日、衆参両院の超党派国会議員団と面会しました。
このなかで同司令官は、在日米軍再編の焦点の一つである米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のヘリ部隊の同基地移設について、「自分たちが決めることではないが、司令官としていえることは、嘉手納基地にはスペースがない。移設する余裕はない」とのべました。さらに、「移設するには嘉手納に駐留する部隊を一部、別の場所に移す必要があるが、基地の機能面から見て好ましくない」とのべました。
日米両政府間では、普天間基地のヘリ部隊移設先として嘉手納基地、米海兵隊岩国基地(山口県)が挙げられています。嘉手納基地へのヘリ部隊移設のため、同基地所属部隊の一部を海上自衛隊鹿屋基地(鹿児島県)に移設する案も報じられていますが、いずれも自治体・住民は猛反発しています。
調査団には、日本共産党から赤嶺政賢衆院議員が参加しました。