2005年7月5日(火)「しんぶん赤旗」

沖縄米兵女児わいせつ事件

共産党県委が抗議

防衛施設局 外務省に


 米軍嘉手納基地所属の米兵による女児わいせつ事件で、日本共産党沖縄県委員会は四日、那覇防衛施設局と外務省沖縄事務所に対し、厳重抗議と米軍基地の全面撤去を求める申し入れをおこないました。申し入れには、日本共産党の赤嶺政賢県委員長(衆院議員)、古堅宗嘉書記長、中村重一県常任委員が出席しました。

 那覇防衛施設局の西正典局長は米軍関係各所に施設局から抗議の申し入れを行ったことを明らかにしながらも、「米軍も米兵の飲酒運転に厳重処分を科すなどして犯罪の防止の措置をとっている」と米側の努力を強調。外務省の堤尚広沖縄事務所副所長も「米兵の犯罪防止のため日本側と米軍との合議を重ね、綱紀粛正の一定の努力をとってきた」とのべました。

 赤嶺県委員長は「米軍は事件・事故が起こるたびに『綱紀粛正』を言うが、内容や実際の処分件数を把握しているのか」と追及。施設局、外務省ともに「米側の努力」とするのみで具体的な回答を示せませんでした。


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