2005年7月3日(日)「しんぶん赤旗」
9条・平和 キルトに願い
大阪で世界女性行進
憲法九条を守ろう、ノーモア広島・長崎―。色とりどりの布で作ったキルトの横断幕が並び、浴衣姿の女性たちが憲法音頭を踊ります。統一カラーの黄色いバンダナと風船が公園に咲き乱れるなか、二日、大阪市内で「二〇〇五年世界女性行進in大阪」が開かれ、約六百人が参加しました。
リレーされてきた連帯キルトが壇上に登場。花をあしらった神奈川県の藤崎久子さんの作品と、大地に根ざして二つの手(先住民の褐色の手と、白人の手)が平和を支える姿を描いたオーストラリアのキルトに「国は違っても平和を望む思いは同じ」と女性たちがつぶやきます。
今回の行進は二〇〇〇年に次いで二回目。「平等・自由・連帯・正義・平和にもとづく『もう一つの世界』を」と訴える「世界女性人間憲章」を広めながら、女性たちの願いを表した連帯キルトをリレーしていきます。
三月八日にブラジルを出発し、キューバ、アメリカ、フランスなどを経てオーストラリアから六月三十日に日本に到着。三日に韓国へリレーされ、「国際貧困根絶デー」の十月十七日に、最終地である西アフリカのブルキナファソに到着します。