2005年6月29日(水)「しんぶん赤旗」
「ブレーキ」の例答えられずに…
都議選宣伝の民主党運動員
東京・東村山市に住む柳田敏子さん(73)が西武・久米川駅前を通りかかったとき、民主党の都議候補が演説していました。柳田さんはビラを配っている運動員に聞きました。「民主党は『石原都政にアクセルとブレーキを踏み分けている』としきりにいっているが、どういう問題でブレーキをかけてきたの?」
質問された運動員は、「あ、ちょっと待ってください」といって、「国会議員秘書」を名乗る男性を連れてきました。柳田さんが同じ質問をすると、男性はボソボソと何をいっているのかわからないくらい小さな声で弁解を始めました。
「都議会で全部賛成しているんでしょ」。柳田さんが食い下がると、男性はまともに答えられません。「議事録に書いてある」というのが精いっぱい。内容も説明できません。柳田さんが「ブレーキをかけたなら、そのことをはっきりと示さなければ有権者にはわからないでしょ」というと、男性は「演説を聞いていってください」と話をそらして去りました。