2005年6月27日(月)「しんぶん赤旗」
“命とくらし守る”が原点
9条守ろう「天理教平和の会」が宣伝
奈良・天理で
平和の心で憲法九条を守ろうと「天理教平和の会」が二十六日、奈良県天理市の近鉄天理駅前などで約千枚のビラを教会本部神殿に向かう人たちに手渡しました。
これには大阪、奈良、愛知の各府県の信者ら五人が参加しました。
同会は昨年九月に数人で発足。「教祖の教えにもとづいて世界の平和(陽気ぐらし)と人類の幸せに貢献することを目的に」会員・賛同者を募ってきました。今年四月の宣伝でビラを受け取った人が新たに入会するなどして現在会員は百人を超えています。
同会代表で天理教堺石分教会長の長谷川俊夫さん(80)は「人間の平等を説いた天理教の教えは天皇制政府から皇国史観を冒すものと禁圧されました。こんな宗教弾圧は二度とあってはなりません。命とくらしを守ることは宗教の原点。そのためには体制に順応してはいけません」と話します。