2005年6月27日(月)「しんぶん赤旗」
「9条変えないで」
京都で女性のつどい
「九条の会」への賛同アピールを出した、作家の瀬戸内寂聴さんや鞍馬寺貫主の信楽香仁さんら京都の女性十七人がよびかけ、二十六日、京都市で、「憲法九条変えないで! 京都女性のつどい」が開かれ、七十三人が参加しました。
つどいでは、十人のよびかけ人が、発言や映像、音声、文章で、それぞれの思いを伝えました。
上智大学名誉教授の鶴見和子さんは、車いす生活の八十七歳。音声で「戦争は最大の環境破壊。未来の命が健やかに安全に生きていける地球を保つことは私たちの義務。それを果たすためには九条をどうしても守らなきゃなんない。『九条を守ろう』というお願いが私の遺言」と語りました。
随筆家の岡部伊都子さんは、「絶対に二度と戦争は起こさないというたたかいをしつづけましょう。私は命が絶えるまで書き続け、言い続けます」と文章を寄せました。
参加者からは、「著名人でも一般市民でも、自分のできることを通じて寄せられた、一人ひとりの思いを丁寧に受けとめて運動していきたい」との声が出されました。
府保険医協会副理事長の垣田さち子さんは、医療や社会保障の改悪にもふれて「どんな政治がいいのか、私たちは覚悟して選んでいかないといけない」とし、女性が声をあげていく重要性を強調しました。