2005年6月27日(月)「しんぶん赤旗」
9条守ろう 青年集う
横浜で「ピース・インパクト」
日本を海外で戦争する国にするために憲法改悪が狙われるもとで、神奈川の青年が憲法や平和について考え、守ろうと呼びかける「ピース・インパクト」が二十六日、横浜市中区のかながわドームシアターで開かれ、約五百人が訪れました。
二月に横浜市でおこなわれた「九条の会を聞く県民のつどい」に参加した青年でつくる実行委員会が主催し、準備をすすめてきました。
参加者は、日本が戦争という過ちを繰り返さないために憲法九条を守っていきたいとの決意をアピール。楽器や手づくりプラカード、カラフルな風船を手に横浜市内を行進しました。
午前中から、靖国神社について語り合う「しゃべり場」、横浜大空襲の話を聞く会、オリジナルの憲法Tシャツや「9ッキー(クッキー)」の販売など、約二十のブースが並び、にぎわいました。
舞台では、横浜北東青年九条の会、メールでつながる9条の会など二十一人が「リレートーク」。高校生平和ゼミナール(P―STEP)が「憲法九条を身近に感じられるように取り組みを広げたい」と訴えると、大きな拍手がわきました。
写真家の郡山総一郎氏は「平和は一人ひとりが努力してこそ保たれる」とのべ、ドラマ「金八先生」のモデルの一人で元学校教師の三上満氏は「みなさんが大きな志で歩み、仲間を広げることを期待している」と語りました。