2005年6月25日(土)「しんぶん赤旗」
石原都知事が開き直り
週2、3日出勤
“外で仕事”声を荒らげる
東京都の石原慎太郎知事は二十四日の定例記者会見で、週二―三日しか都庁に出勤せず、都民の批判が高まっている問題について問われ、「役人みたいに一日べったり(都庁に)座って、『遅れず休まず遅刻せず』で、ものができるわけじゃない」と開き直りました。
同知事は「(出勤が週に)二日か三日か知らんけど、外の用事で都政に役立つことがあったら、都庁に一日も出ないで、外から指揮して役人を動かしながら、外で仕事しますよ」と声を荒らげました。
また、知事の出勤状況が「庁外」としか発表されないので「大まかにでも公表してほしい」と質問した記者に、「それはいえないね。いえませんね」と突っぱねました。
日本共産党都議団が情報公開で入手した資料では、二〇〇三年で知事が都庁に公務出勤したのは年間百五十一日、週あたりに換算すれば三日弱しか出勤していない実態が明らかになっています。