2005年6月21日(火)「しんぶん赤旗」
キャンプ座間
米軍司令部移転に反対
市民ら国に要望 署名1万人に
米陸軍・第一軍団司令部のキャンプ座間(神奈川県相模原市、座間市)への移転に反対して、地元・県内の労働組合、平和・民主団体、日本共産党でつくる「キャンプ座間周辺市民連絡会」は二十日、小泉首相への要請署名四千三人分を提出しました。今年三月に第一次分として六千人分を提出したのに続くもので、署名の総数は約一万人分に達しました。
提出には、二十数人が参加し、日本共産党の小池晃参院議員・政策委員長、大森猛前衆院議員、畑野君枝前参院議員、笠木隆県平和・統一戦線部長、志位和夫委員長・衆院議員秘書の浜田文氏が同席しました。
国側は、内閣府大臣官房総務課調査役の山田哲範氏らが応対し、「署名や要望は首相にとどける」と答えました。
今回提出した署名は、周辺市民連絡会が今年二月から集めていたもの。
連絡会の鴨居洋子代表委員は「司令部移転に反対して、座間市は六万人分の署名を国に提出し、相模原市でも、市長を先頭に市をあげての署名運動が始まっています。市民の反対の意思を、首相にもアメリカにも届けてほしい」と訴えました。
各参加者から「司令部移転は、市民の悲願である基地返還に逆行する」「戦争の司令塔にされるのは許せない」などの発言が相次ぎました。
小池氏は「住民の声をきちんと聞く場をつくるべきだ」と強く求めました。