2005年6月21日(火)「しんぶん赤旗」
駐日シリア大使と不破議長が懇談
|
日本共産党の不破哲三議長は二十日午後、党本部を訪れたシリアのカハタン・アル・スィユフィ駐日大使と懇談しました。
スィユフィ大使は、「いつも『ジャパンプレスウィークリー』で不破議長の論文を興味深く読んでいます」と切り出し、不破議長は近著の『日本外交のゆきづまりをどう打開するか』を進呈して「いま英訳本を準備しています」とのべました。
同大使は、最近開かれた政権党バース・アラブ社会党の大会や、アラブ・イスラエル紛争、イラク戦争、レバノンとの関係、そのなかでのアメリカなどの動向についてのシリアの立場を説明しました。
不破議長は、「各国にはそれぞれの歴史があり、その国の制度をどう改革するかはその国民の仕事」と指摘。イラクをてこに中東を改造しようとするような試みは現代の世界では通用しなくなっている、とのべました。
双方は、シリアの情勢や日本の中東外交などについて意見を交換しました。
懇談には、日本共産党から緒方靖夫国際局長、シリア大使館からモハマド・アルオムラニ三等書記官が同席しました。