2005年6月19日(日)「しんぶん赤旗」
「損保9条の会」結成
産業分野で初 “いま勝負どころ”
経済同友会
品川氏が講演
損害保険会社関係の有志らの「損保9条の会」が十八日、東京都千代田区の星陵会館で結成講演会を開きました。産業分野の九条の会の先駆けとして注目され二百五十人が参加。財界人の立場から改憲の動きに警鐘を鳴らす経済同友会終身幹事で日本興亜損保相談役の品川正治氏が講演しました。「損保9条の会」は損保の労組幹部、学者、弁護士など損保にかかわる有志ら二十四氏の呼び掛けで結成され、品川氏も呼び掛け人の一人です。
講演で品川さんは「戦争は人間が起こすもの。しかし、それを許さないのも人間」と切りだし、「九条が最大の(戦争をしない)歯止めになっている」と語り掛けました。
日本経団連など財界団体は改憲をめざす報告書を出しています。
品川さんは「戦争は勝つことが最高の価値観になり、価値関係を逆転させる。外交や金融、科学もすべてが動員される。日米同盟の片方のアメリカが戦時体制に入っているなかで、なぜ九条を変えるのか。これほど国の形を粗末にする考えはない」と批判。改憲の攻撃を打ち破り九条を守れば「これまでの歴史にない世界史に残る事件。勝負どころだ」と力を込めました。
東京・新宿区から参加した関口起代子さん(61)は「九条を守ることが世界史的意義のあることがよく分かりました」と述べ、品川さんの言葉をかみしめていました。墨田区の椙村(すぎむら)眞理さん(42)は「知り合いのイラン人も日本の九条を評価している」と、九条には国際的支持があることを語っていました。