2005年6月17日(金)「しんぶん赤旗」
沖縄の米軍新基地反対 普天間返還
著名29氏が賛同
映画人、作家、学者、宗教者など、各界の著名二十九人(十六日現在)が、沖縄・辺野古の新基地建設撤回と普天間基地の返還を求める訴えに賛同とメッセージ(5面に掲載)を寄せています。
安保破棄中央実行委員会の早坂義郎事務局長が十六日、国会内で「沖縄でたたかっている県民を励ましたい」と発表しました。同日、沖縄・那覇市でも安保破棄・くらしと民主主義を守る沖縄統一行動連絡会議(沖縄統一連)が同様の発表をしました。
訴えは、安保破棄中実委、沖縄統一連、やんばる統一連絡会議が連名で各界各氏に賛同を求めていたものです。平和と美しい自然を守り、基地の「たらい回し」や強化・永久化でなく、基地のない平和で豊かな沖縄を実現させましょうと呼びかけています。
「私は『安破条約』と呼んでいます」(報道写真家の石川文洋さん)、「美しい古里を守ることが、平和への第一歩」(映画作家の大林宣彦さん)、「『命こそ宝』の沖縄を大切に」(随筆家の岡部伊都子さん)、「ジュゴンの海に米軍基地はいらない」(自然保護団体WWFジャパンの花輪伸一さん)、「武器は人間にしあわせをもたらさない」(住職の無着成恭さん)などのメッセージが届いており、アニメーション映画監督の高畑勲さんも賛同しています。