2005年6月17日(金)「しんぶん赤旗」

教育基本法改悪法案

提出阻止へ院内集会

党国会議員団 “運動さらに強く”


 日本共産党の国会議員団は十六日、「教育基本法改悪法案提出阻止! 緊急院内集会」を開きました。

 政府・与党が延長国会での法案提出もにらんだ策動を続け、他方では歴史・公民教科書の採択をめぐって攻防が繰り広げられるなど、情勢は緊迫しています。それにふさわしく運動をいっそう強めようと呼びかけたもの。教職員組合や市民団体の代表ら約八十人が参加しました。

 冒頭、石井郁子衆院議員が、会期延長をめぐる国会情勢と教育基本法改悪をめざす政府・与党の動きを報告。「今日まで国会提出を阻止してきた力と『九条の会』や靖国問題をめぐる世論の高まりを確信に、運動をさらにひろげましょう」と呼びかけました。

 歴史教育者協議会の石山久男委員長が「新しい歴史教科書をつくる会」が自民党と一体に策動を強めていることを告発し、市民の反対運動の広がりを紹介しました。

 参加者からは、「一万人集会の成功はわれわれの運動に大義と未来があることを示した。日本を『戦争する国』にさせないという世論と運動の接合をはかりたい」(全教)、「東京都の『日の丸・君が代』強制は教育基本法改悪の先取りであり、教師の良心にかけて負けられない。都議選もがんばりたい」(不起立で処分された元教員)、「教育委員が団体機関紙に『つくる会』の教科書採択を促す文章を掲載したことを議会でとりあげ、追及した」(埼玉・上福岡市議)など、団体や個人による創意あふれる運動が相次いで報告されました。

 堀尾輝久・元日本教育学会会長も会場から発言しました。

 小林みえこ参院議員が司会を務め、山口富男、吉井英勝、赤嶺政賢、高橋千鶴子の各衆院議員、紙智子、吉川春子、井上哲士の各参院議員が参加してあいさつしました。


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