2005年6月17日(金)「しんぶん赤旗」
兵庫知事選
金田候補が第一声
暮らし応援する県政訴え
兵庫県知事選が十六日告示され、「県民が主人公の県政をつくる会」の金田峰生候補(39)=無新、日本共産党推薦=が、力強く第一声をあげました。自民、公明、民主、社民の「オール与党」が推薦する井戸敏三候補(59)=無現=との一騎打ちになりました。
神戸市・元町駅前で、雨のなか二百人の聴衆を前に金田候補は、大増税・負担増の国の悪政から県民を守るのが知事の役割だと強調。「福祉医療改悪など痛みばかりを押しつける県政に審判を下し、暮らしを応援する県政に転換させましょう」とよびかけました。
阪神・淡路大震災の復興事業費の六割が空港や新都市開発などに費やされたことや、井戸知事は神戸空港と関空を結ぶ海底トンネルまでつくろうとしていることを紹介。「税金の無駄遣いをただし、福祉、教育最優先の県政に変えます」とのべ、福祉医療改悪を元に戻し拡充すること、三十人学級実施などを訴え、大きな拍手に包まれました。
井戸候補陣営の第一声では、自民、公明、民主、社民の県連・県本部の責任者がそろって応援演説。井戸候補は、「ようやく震災の傷跡は消えた。これからは『元気ひょうご』をつくりたい」などとのべました。