2005年6月14日(火)「しんぶん赤旗」
従軍慰安婦文科相発言
政府の立場否定は重大
市田書記局長が批判
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日本共産党の市田忠義書記局長は十三日、国会内で記者会見し、中山成彬文科相の「従軍慰安婦」否定発言に対し、「従軍慰安婦の存在を事実上否定し政府の立場を逸脱する重大な発言だ」と批判しました。
市田氏は、従軍慰安婦の事実を政府として認定し過ちを繰り返さないとした一九九三年の河野洋平官房長官談話を引き、「そういう言葉を公然と使うはずがないのは当然だ。当時は『太平洋戦争』でなく『大東亜戦争』と呼んでいたのであり、当時の言葉でなければ教科書に載せてはいけないというなら歴史教育が成り立たない。論外の話だ」とのべました。