2005年6月12日(日)「しんぶん赤旗」
歴史の逆流のたくらみ許さないたたかいを
志位委員長が街頭演説
札幌
「赤旗」購読・入党を訴え
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日本共産党の志位和夫委員長は十一日、「第二十四回党大会をめざす党勢拡大の大運動」のとりくみの一つとして札幌市を訪れ、街頭で「しんぶん赤旗」の購読、入党を訴えるとともに、党道委員会主催の「『大運動』経験交流会議」に出席し、激励の発言をおこないました。街頭演説の会場となった札幌サンプラザ前の歩道には、志位委員長の姿を見て足をとめる人、お年寄りや若者ら約三百五十人が話にうなずき、拍手を送りながら聞き入りました。
「いま国政では暮らしの問題、歴史と憲法問題が日本の命運を左右するたいへん大切な問題として問われています」と切り出した志位氏は、小泉内閣が進めている大増税・負担増路線と、小泉首相の靖国神社参拝問題などについて、党の国会論戦を紹介しながら報告しました。
このなかで、首相の参拝が侵略戦争の正当化という靖国神社の戦争観にお墨付きを与えるものであることを明らかにし、参拝中止を要求しました。
「日本の戦争は正しかった」とする“靖国史観”のキャンペーンには、靖国参拝を国家の一大行事にし、“靖国史観”を政府公認の歴史観にするねらいがあることを、靖国神社公認の宣伝物などを示して明らかにしました。
そのうえで「ドイツでは、国民全体が過去の侵略戦争にむかいあい、教訓をひきだしました。日本でもいまそれが求められています。侵略戦争を正当化する動きの根を絶つまでがんばりぬく決意です。歴史を逆流させる勢力が、憲法を変え、教育基本法を変え、『日の丸・君が代』を押しつけ、日本を『海外で戦争をする国』に変えようとしています。このたくらみを打ち破るために、力をつくそうではありませんか」とよびかけ、「しんぶん赤旗」の購読と入党を心をこめてよびかけました。