2005年6月12日(日)「しんぶん赤旗」
憲法守る運動推進
全国革新懇が総会
多彩な活動交流
全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)は十一日、東京・千代田区の学士会館で第二十五回総会を開きました。憲法改悪反対運動の推進力として奮闘する各地の活動を反映して、会場いっぱいの二百四十五人が参加、国民の切実な要求と結ぶ革新懇の多彩な活動が相次ぎ報告されました。
茨城革新懇の代表は、県内に広がる「憲法守れ」の願いを「うねりに変えていきたい」と四月に会場あふれる千三百人の「つどい」を成功させ、それを力に地域革新懇づくりが始まっているとのべました。
保守的な地域で活動する山梨・大泉村革新懇は「全国革新懇ニュース」読者とともに「九条の会」をつくり、賛同が百五人に広がり「憲法講演会」も成功したと発言。「九条の会」結成へ力を入れてきた兵庫革新懇の代表は、「革新懇運動をいま前進させる条件が大きく広がっている」と強調しました。
地域で大問題になっている課題にもとりくんでいます。大阪革新懇は、市民に衝撃を与えた「寝屋川教職員殺傷事件」について、教職員組合などと協力してシンポジウムを開き、二百五十人の参加で大きく成功させた経験を報告しました。
日本共産党の市田忠義書記局長(代表世話人)が、「二大政党」の正体が鮮明になっている「面白い情勢」を語り「いまこそ革新懇のがんばりどきです」と訴えました。
総会では関本立美代表世話人が運動方針を提起しました。憲法改悪阻止は、日本の政治を国民本位に転換する重要な契機になりうるもので、この運動を通じて革新懇運動をいっそう発展させることは政治革新運動を新たな段階に引き上げうる道だと強調。改憲反対運動と結び、地域、職場、青年革新懇の結成・会員拡大を提起しました。