2005年6月6日(月)「しんぶん赤旗」
県内に109の九条の会・準備会
愛知で交流会開く
あいち九条の会が呼びかけた地域・職域「九条の会」交流会が五日、名古屋市教育館で開かれました。愛知県内では地域や職場、学園で準備会を含め百九の九条の会がつくられており、活動を推進しようと開いたもの。百三十人が参加しました。
参加者からは運動の輪を広げる努力を続けている発言が目立ちました。「会の活動が始まったことで、活動したくてもできなかった人たちが立ち上がり、元気になっている」(名古屋市緑区の滝の水・旭出学区九条の会)、「四日の会の結成に百七十五人が参加。百人を超す集会は久しぶりという声が出た。会の賛同者は五百二十八人になり、この種の集会は初めてという人も相当いた」(憲法九条を守る瀬戸の会)、「主婦が中心になりエプロン感覚、井戸端会議で九条を語りたい、楽しく焦らずやろうと話し合っている」(名古屋市緑区の徳重・神の倉九条の会)などが報告されました。
「大学でまわりの人たちに憲法の問題を話しても関心が薄い。どうしたら」という青年の率直な発言も。これを受けて、別の大学の九条の会に参加している青年は「学生の関心は高くはないが、やはり知ってもらうことが大切。大半の青年が問題を知らない。憲法の議論を考えてもらおうとビデオの上映会も計画している」と活動を紹介しました。
森英樹名古屋大学教授が、憲法をめぐる情勢と課題について報告。
俳優の天野鎮雄さんが憲法を守る思いを語りました。