2005年5月28日(土)「しんぶん赤旗」
スリランカ連立与党JVP党首と
志位委員長が会談
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外務省の招待で日本を訪問中のスリランカの連立与党「人民解放戦線(JVP)」のソーマワンサ・アマラシンハ党首、ナンダナ・グナティラカ政治局員・国会議員が二十七日午後、日本共産党本部を訪れ、志位和夫委員長と会談しました。
JVPの両氏は、昨年九月の北京でのアジア政党国際会議に参加していましたが、今回初めての会談となり、お互いの党を紹介しあいました。
アマラシンハ氏は、一九九四年に初めて国政選挙に参加したJVPが党の改革を進めながら、昨年の総選挙で四十一議席を獲得し、与党第二党として政府に参画している状況について説明。津波被害では、連日一万人規模のボランティアを組織して、被災したシンハラ、タミル、ムスリムの人々の救援にあたったことをはじめ、人々の生命と暮らしを守る活動を進めるなかで、国民の支持を拡大していると強調しました。
津波被害へのお見舞いをのべた志位委員長は、二〇〇二年十二月のスリランカ訪問の際に、当時の野党連合総裁で現首相のマヒンダ・ラジャパクサ氏と懇談したことに言及。スリランカが源流の一つである非同盟路線の堅持、国連憲章を基礎とした国際平和秩序の確立の努力などで、日本共産党と共通の立場にあることを強く感じたと紹介しました。アマラシンハ氏は、その立場は「完全に私たちの党の立場と一致する」と答えました。
双方は、国民の多数の支持を基礎に、議会を通じて政治の変革を進めるという基本的立場を確認しつつ、両党の経験や情報を交換するなど関係を発展させていくことで一致しました。
懇談には、日本共産党の緒方靖夫国際局長と森原公敏同次長が同席しました。