2005年5月28日(土)「しんぶん赤旗」

「九条守る」広く共同

労組・市民・宗教者ら 集会に2400人

東京・日比谷


 「有事法を発動させない!憲法九条改悪反対」を掲げて二十七日、陸・海・空・港湾労組二十団体や全労連、宗教者、市民団体などの共同の集会(実行委員会主催)が東京・日比谷野外音楽堂で開かれました。二千四百人が参加しました。

 「平和をつくりだす宗教者ネット」の石川勇吉さんが開会あいさつ。九条の会の小森陽一事務局長(東京大学教授)は「憲法九条が体を張って平和を守っているように、私たちは体を張って運動をつくっていこう」と呼びかけました。

 各界からマスコミ九条の会、日本民主法律家協会、日本民間放送労働組合連合会の代表が発言。戦争反対・有事をつくるな!市民緊急行動の代表やカトリック横浜教区司祭が次々と訴えました。

 労働組合の決意表明では、実行委員会参加の労組代表がのぼり旗を手に一斉に登壇。全日本海員組合の藤沢洋二副組合長が「ナショナルセンターの違いを超えて、憲法九条改悪反対の一点でたたかう」と力を込めました。

 日本共産党の小池晃政策委員長・参院議員、社民党の福島瑞穂党首があいさつ。小池氏は、九条改悪を許せば、有事法制で海外の戦争に動員されると指摘し、気概と責任をもって九条を守れと奮闘する決意をのべました。

 集会後、銀座までデモ行進しました。


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