2005年5月28日(土)「しんぶん赤旗」
「新基地つくらせない」と座り込み
おじいおばあ 404日
沖縄・辺野古 志位委員長が激励
日本共産党の志位和夫委員長は二十七日、赤嶺政賢衆院議員とともに、普天間基地に代わる最新鋭の基地建設が進められようとしている沖縄県名護市辺野古沖を調査し、新基地建設に反対して、四百四日間座り込みを続ける住民らを激励しました。
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那覇防衛施設局は昨年、新基地建設のためにボーリング(掘削)調査の準備に着手し、海底に穴をあけるための資材を搬入。海上に掘削作業用の四つの単管やぐらを設置し、今年に入り、夜間作業まで強行しました。しかし住民らは二十四時間態勢で監視をつづけ、今日まで海底に穴をあける掘削作業は行われていません。
エメラルドグリーンの海を前に座り込みを続けるおじぃ、おばぁたちに拍手で迎えられた志位氏は、ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表らと固く握手。名護市平和委員会の大西照雄氏の案内で海上に設置されたやぐらを視察しました。
志位氏は、天然記念物のジュゴンがエサとする藻場も調査。自然の宝庫といわれる澄みきった辺野古海域を見てまわりました。
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海上調査後、志位氏は住民らが座り込むテント小屋で「みなさんのたたかいが、基地の県内たらいまわしを決めたSACO路線を破たんするところまでおいつめてきたことに敬意を表します」と激励。「基地建設を断念させるまで、ともにがんばりましょう」とのべました。
辺野古住民らでつくる「命を守る会」の金城祐治代表は、「基地建設反対のたたかいを進める上で党のみなさんには本当にお世話になりました。しかし、まだまだ苦境は続きます。どうか支援の輪を広げるために力を貸してください」と訴えました。志位氏は、金城氏の手をしっかりと握りしめ、「全国のたたかいを強め、互いの連帯を強めるために力をつくします」と応えました。