2005年5月23日(月)「しんぶん赤旗」
名古屋大で憲法講演会
平和憲章委員会呼びかけ
名古屋大学(名古屋市千種区)で二十一日、憲法と教育基本法の改悪をテーマに、講演会が開かれました。同大学関係者でつくる、名古屋大学平和憲章委員会が呼びかけたもの。本秀紀・同大学教授と、“ヤンキー先生”こと義家弘介・横浜市教育委員が講演、学生ら三百人が参加しました。
名古屋大学平和憲章は一九八七年、同大学の全構成員の過半数が署名して、戦争のための教育や研究をしないことを決めたもの。職員や学生、生協関係者が参加する「委員会」は、名大祭(六月)での「平和資料館」企画や、日常的な学習会にとりくんでいます。
みずから「憲章」制定にかかわった本氏は「憲法は国民の権利を保障するための国家の規範です。改憲の動きに流されず、改憲の背景にある“真実”を見抜くことが大切」と述べました。