2005年5月23日(月)「しんぶん赤旗」
憲法が花咲く世紀に
兵庫赤旗まつりで市田書記局長
8000人参加
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第二十九回兵庫県赤旗まつりが二十二日、神戸市のポートアイランド南公園で開かれ、八千人が参加しました。日本共産党の市田忠義書記局長は記念講演し「憲法が花開く世紀になるように力を合わせましょう」と訴えました。
市田氏はJR福知山線の脱線事故の問題にふれ原因究明と再発防止、被害者・遺族、マンション住民への補償実現に全力を上げたいと表明。「事故を防ぐチャンスは何度もあったのに利益第一主義で安全まで民営化して規制緩和をすすめた国とJR西日本の責任は重大」と指摘しました。
自民、民主、公明の改憲派のねらいが日本を海外で戦争できる国にすることだと強調。昨年日本が加盟した「東南アジア友好協力条約」の基本原則が憲法九条の条文とほとんど同じであることにもふれ「国民が守り、いまや世界の共有財産となった憲法を何としても守り抜こうではありませんか」と力説しました。
小泉内閣がねらう郵政民営化は国民に必要性がいっさいなく、「郵便局に集まる三百五十兆円のお金を自分たちのものにしたい」という昨年十月のアメリカの「対日規制緩和要求」が背景にある点を指摘。民主党も主張する消費税増税の動きものべ「くらし、憲法と平和を守るためにも日本共産党の躍進を勝ちとり二大政党づくりを打ち破りましょう」と語りました。
赤旗まつりでは来月十六日告示の兵庫県知事選をたたかう金田峰生候補=無所属=が決意表明。吉井英勝衆院議員があいさつ。平松順子衆院比例・兵庫2区候補らが参加しました。
姫路市の法律事務所につとめる河野義弘さん(25)は「市田さんの話は共感できるところばかりでした。平和でなければ人権も守れないと思います。憲法の大切さを再認識しました」と話していました。