2005年5月20日(金)「しんぶん赤旗」
サラ金広告撤去を
ナゴヤドームに八田前参院議員
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日本共産党の八田ひろ子前参院議員と村瀬立二、黒田二郎両名古屋市議が十九日、プロ野球中日ドラゴンズの本拠地、ナゴヤドーム(名古屋市)にあるサラ金大手の武富士の広告看板の撤去を申し入れました。株式会社ナゴヤドームの広告担当取締役、稲守政博氏が応対しました。
村瀬市議は要請書を渡しながら「武富士は一昨年、会長が盗聴事件などで逮捕され有罪判決や行政処分をうけるなどしている問題企業。サラ金被害も本当に痛ましい限りです。球場内の広告が青少年に与える影響を考慮していただきたい」と求めました。同社の広告は一、三塁側のカメラ席に掲示しています。
八田前参院議員は「テレビのコマーシャルなどは規制されていて出せなくても、球場内の看板はテレビにうつしだされる。青少年に夢を与える場にふさわしくないのではないでしょうか」と語りかけました。
「一人でも多くのファンに足を運んでもらうためにも愛される場でなくてはならないと思っています」と語る稲守氏は、席数を減らしてまで応援コーナーをつくるなどファンの要望にこたえる努力をしていることを説明。「今回の要請も参考にしていきたい」とこたえました。