2005年5月19日(木)「しんぶん赤旗」

米軍がNLP強行

厚木基地

激しい騒音、平和団体抗議


写真
抗議する大森(右から3人目)、畑野(同2人目)両氏ら=18日、大和市

 神奈川県の大和市、綾瀬市にまたがる米海軍・厚木基地で十八日、横須賀を母港とする米空母キティホークの艦載機が、NLP(夜間離着陸訓練)を強行しました。平和・民主団体は、基地の滑走路北側で抗議・監視行動を実施しました。

 この訓練は、県と大和市、綾瀬市など基地周辺七市、平和・民主団体、日本共産党の訓練中止要請を無視して強行したものです。

 通告時間の午後六時前から、C―2グレイハンド艦上輸送機がNLPを強行し、FA―18Cホーネット戦闘攻撃機が十数回、E―2Cホークアイ早期警戒機も滑走路にいったん接してすぐに急上昇するタッチ・アンド・ゴーを繰り返し、激しい爆音をとどろかせました。

 在日米軍からの通告では、低騒音機による訓練としていましたが、騒音の激しいFA―18Cホーネットが、NLPを強行。これは二〇〇二年三月以来です。

 抗議・監視行動の参加者は、「NLPをやめろ」「静かな夜を返せ」「空母の母港を撤回しろ」などと声をあげました。

 大和市平和委員会副会長の中山浩彰さん(65)は「今日は、とくにひどかった。最近ではホーネットがタッチ・アンド・ゴーはしていなかった。耐えがたい音です。許せません」と怒っていました。

 抗議・監視行動には、日本共産党の大森猛前衆院議員、畑野君枝前参院議員、河野幸司県議団長、鈴木とも子県議、大和、綾瀬の各市議団が参加しました。


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