2005年5月14日(土)「しんぶん赤旗」
改憲反対署名
住民過半数の達成を
共同センターが交流集会
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憲法改悪を許さないたたかいを全国の職場・地域の草の根から発展させていこうと十三日、労組・民主団体でつくる「憲法改悪反対共同センター」の全国交流集会が東京都内で二日間の日程で始まりました。
新日本婦人の会の高田公子会長が「共同センター発足から八カ月の到達を交流し、確信にし、憲法を守り抜いていこう」と主催者あいさつ。「映画 日本国憲法」や「チョムスキー9・11」のジャン・ユンカーマン監督が連帯あいさつしました。
日本共産党の上田耕一郎副委員長が講演。自民、民主党が改憲に向けた動きを強める一方、改憲勢力にとっても国民投票など大きな“壁”があると強調。両党の改憲試案の危険な中身を紹介し、革新勢力が役割を発揮し、「自衛隊を憲法に書くのはいいのでは」という人も対象に、運動をすすめていこうと訴えました。
地域で創造的な運動がおこなわれている長野県や、広範な人たちが九条の会発足の呼びかけ人になった熊本県の代表らが特別発言しました。
基調報告した全労連の西川征矢副議長は、憲法を守る運動は自然にはおこらないとのべ、共同センターの構成団体の奮闘が決定的に重要と強調。運動の視点と重心を草の根におき、恒常的なとりくみをすすめ、(1)あらゆる地域と職場・学園での草の根運動と署名を推進する組織の結成(2)無数の学習会の開催(3)二〇〇六年末までに住民過半数の署名達成(4)すべての都道府県・団体の経験交流集会の開催―の四点を呼びかけました。