2005年5月12日(木)「しんぶん赤旗」
改憲反対と座り込み
国会前で怒りの唱和
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「憲法改悪、悪法許すな」と十一日、衆議院第二議員会館前で組合旗や横断幕を掲げた二百五十人の人たちが座り込み、「憲法九条守ろう、介護保険法改悪反対、障害者自立支援法改悪反対、郵政民営化反対」と国会に向け怒りの声をあげました。
国民大運動実行委員会、安保破棄中央実行委員会、中央社会保障推進協議会が主催しました。
十日に衆院本会議で可決された介護保険改悪法案はこの日から参院で審議がはじまり、郵政民営化法案や障害者自立支援法案も国会で審議が始まっています。
正午からの集会では全国生活と健康を守る会連合会の辻清二事務局長ら各界の代表が次々と発言。悪法を食い止めるたたかいの先頭に立っていこうと呼びかけました。
川崎市で建設業を営む森正次さん(65)は終戦時、五歳。爆撃にあって逃げ惑う人たちを覚えていると言います。「憲法九条だけは変えてほしくない。戦争していいことなんてない。それだけです」と力を込めました。
「利用者にとっては人と人が触れ合い、居場所があることが張り合いになる」と話すのは山梨県にある甲府共立病院の言語聴覚士、五味美代子さん(58)。介護法案が改悪されれば利用者のサービスが制限され、ヘルパーなど介護労働者の仕事が減ることにも触れて「介護保険法案を廃案にしてほしい」と憤りました。
日本共産党の紙智子参院議員があいさつしました。