2005年5月10日(火)「しんぶん赤旗」
EUとロシアのレセプション 志位委員長が出席
日本共産党の志位和夫委員長は九日、EU(欧州連合)ならびにロシア大使の主催で開かれたレセプションに出席しました。
EUレセプション
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「ヨーロッパ・デー」といわれるこのレセプションは、ドイツ・ファシズムが打倒され、今日のEUの出発点となった日を記念しておこなわれました。
志位氏が、ベルンハルト・ツェプター駐日欧州委員会代表部大使に「独仏の和解が今日のEUの土台にあり、その根本にはドイツが過去の侵略戦争への徹底的な反省をおこなったという事実があることに深い歴史の教訓を感じます」とのべると、同大使は「その通りです。それが重要なのです」と答えました。
ロシアのレセプション
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志位氏があいさつのなかで、「ドイツ・ファシズムを打倒するうえで、ロシア国民が果たした大きな役割を評価します」とのべたのにたいし、ロシュコフ駐日ロシア大使は「あたたかい言葉をありがとうございます」と応じました。
志位委員長は、両レセプションで内外の参加者と懇談。そのなかで、第二次世界大戦終結六十周年国連決議にものべられているように、国連を中心とした世界の平和秩序の重要性などについて、各国大使らと話しあいました。
また志位氏は、ドイツがかつて侵略した国々への謝罪と反省を通じて和解をすすめているように、日本も東アジアで同様の責任を果たさなくてはならないと強調しました。
レセプションには、日本共産党の緒方靖夫、西口光両国際局長、田代忠利同次長も出席しました。