2005年5月7日(土)「しんぶん赤旗」

墜落同型ヘリ

普天間に追加配備へ

「市民を愚弄」と宜野湾市長


 那覇防衛施設局は六日、沖縄県宜野湾市に対し、昨年八月に沖縄国際大学に墜落したのと同型のCH53D大型輸送ヘリが九日、米軍岩国基地(山口県)から同市の普天間基地に一時的に追加配備されると伝えました。飛来時間や機数は明らかにされていません。「任務支援」が目的としています。

 伊波洋一市長は「これ以上の基地機能強化は断じて認められず、ましてや事故同型機の追加は市民や県民を愚弄(ぐろう)するものだ」と批判。週明けに在沖縄米海兵隊司令部を訪れ、追加配備の撤回と、普天間基地の全面返還を強く求める考えを示しました。

 同市によると、事故同型機は四月上旬のイラク派遣部隊の沖縄帰還時に三機が普天間に帰還。現在は五機が駐機しているとみられます。


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