2005年5月4日(水)「しんぶん赤旗」
改憲反対、立場超え
憲法施行58周年 共産党が街頭演説
東京・新宿
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憲法施行から五十八周年を迎えた三日、日本共産党は東京・JR新宿駅東口で憲法記念日街頭演説を行いました。
山口富男衆院議員、大山とも子都議、日本民主青年同盟の姫井二郎委員長が演説し、国会で与党と民主党が改憲を競い合っている状況や、石原都政による憲法無視、「日の丸・君が代」押しつけの実態を告発。「憲法改悪反対の一点で、さまざまな立場の違いを超えて共同を広げ、平和憲法を守り抜きましょう」と訴えました。
「マスコミが憲法改悪に反対の活動をしている多くの人の行動をほとんど伝えない。情報が統制されているんじゃないかと思い、演説を聞いてふと足が止まりました」と話すのは、当日、広島県からきていた二十八歳の男性会社員。「改憲には個人的には反対だが、若い人で賛成も増えていて気持ちは揺れている。憲法九条があるから、イラクの自衛隊が行っても歯止めになっている。そこを突破されてしまうと、なし崩し的になるんじゃないか」と不安を語ります。
東京・世田谷区で医者をしている森規(ただし)さん(71)は「私たちが平和な生活をしていられるのは憲法のおかげ。絶対に守るべきだ」と言います。東京・中野区の男性会社員(38)は「憲法を改正するかしないかという議論が先行していて、平和憲法を守ることが軽視されているのではないか」と話していました。