2005年5月3日(火)「しんぶん赤旗」

NLP中止求める

神奈川 厚木基地に共産党


 神奈川県大和、綾瀬の両市にまたがる米海軍厚木基地で、米空母キティホークの艦載機が、十八日から三日間、夜間離着陸訓練(NLP)を実施する動きに対し、日本共産党県委員会、県議団と基地周辺の地方議員団は二日、同基地に抗議し、基地司令官(リード・A・エクストロム大佐)あてに、訓練中止などを求める要望書を提出しました。

 基地渉外部長が、要望書を受け取りました。

 笠木隆県平和・統一戦線部長、河野幸司、鈴木とも子両県議をはじめ、大和、綾瀬、相模原、藤沢、座間、海老名各市議団、寒川町議団、大和市平和委員会から十六人が参加しました。

 基地正門前で、参加者が要請している最中にも、米軍ジェット機は爆音をまき散らし、要請が一時中断する場面もありました。

 参加者は、空母ミッドウェーの横須賀母港が始まった一九七三年十月に、米軍が厚木基地で着艦訓練を実施しないと約束していたことを指摘。米軍機が編隊飛行を繰り返し、学校の授業が成り立たないことにふれ、NLPを含めた全ての飛行訓練の中止、爆音のおおもとにある空母の横須賀母港撤回、原子力空母横須賀母港を行わないよう迫りました。

 四月二十八日には、綾瀬市長が米軍にNLPの中止を要請し、大和市長が遺憾の談話を発表。県と周辺七市も同日、政府と米側にNLPの中止を要請しています。


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