2005年4月20日(水)「しんぶん赤旗」
「九条の会」アピールへの賛同
新潟の著名人呼びかけ
憲法改悪反対の一点で手をつなごう
新潟県内の元大学学長、元弁護士会長、仏教会長、元農協中央会長など著名な人たちが呼びかけ人になって、「憲法改悪を阻止しなければならない」と、「九条の会」アピールへの賛同を大規模に呼びかけていることが話題になっています。
呼びかけ人には、十五人の元県弁護士会長、四人の元大学学長、九人の大学教授・助教授、二人の元県農協中央会長、加茂市長、児童文学作家、美術評論家、前酒造会社専務、元県商店街振興組合連合会理事長など、多彩な四十四氏が名を連ねています。
呼びかけ文では「九条を中心に日本国憲法を『改正』しようとする動きが、かつてない規模と強さで押し寄せています。私たちは日本と世界の平和な未来のために、憲法を守るという一点で手をつなぎ、『改憲』のくわだてを阻むためにあらゆる努力を尽くさなければと思います。…改憲反対の一点で世論と運動を大きく発展させたいと願い、連名で訴えることにしました」とのべています。
事務局を務める川村正敏・元県弁護士会長は「憲法九条がありながら解釈改憲でこれほどまで軍備が増強されているのに、もし『改正』されたらどんなになるのか考えると非常に危機感を持っている。アピールをよく読んでもらって多くの識者、市民から賛同していただきたい」と語っています。
呼びかけ人は、憲法記念日のころに賛同者の名前を発表する予定です。
元県弁護士会長15人・元大学学長4人など
呼びかけ人の四十四氏は次のとおりです。(五十音順、敬称略)
赤井純治(新潟大学理学部教授)、甘粕健(前日本考古学協会会長)、内山秀夫(元新潟国際情報大学学長)、遠藤健一(県被爆者の会会長)、遠藤治郎(元新潟大学農学部教授)、大倉宏(美術評論家)、大河内美紀(新潟大学法学部助教授)、上島一高(日本キリスト教団新潟教会牧師)、神戸秀彦(新潟大学法学部教授)、木下安子(元新潟青陵大学学長)、栗原祐一(元県農協中央会長)、小池清彦(加茂市長)、小林昌二(新潟大学大学院現代社会文化研究科教授)、嶋悌司(前朝日酒造専務)、島津光夫(元県立女子短期大学学長)、杉みき子(児童文学作家)
竹ノ内智光(元県商店街振興組合連合会理事長)、谷本盛光(新潟大学理学部教授)、長崎明(元新潟大学学長)、中村啓識(県仏教会会長)、成嶋隆(新潟大学法学部教授)、日戸平太(元県医師会副会長)、根森健(新潟大学大学院実務法学研究科教授)、野中昌法(新潟大学農学部教授)、福嶋康夫(新潟大学工学部技術職員)、藤尾彰(新潟大学名誉教授)、松野純孝(元上越教育大学学長)、村山正司(元県農協中央会長)、山崎健(新潟大学教育人間科学部教授)
元県弁護士会長の十五氏は次のとおり。
足立定夫、大塚勝、川上耕、川村正敏、工藤和雄、坂上富男、高橋勝、中村周而、中村洋二郎、原和弘、坂東克彦、平沢啓吉、平田亮、渡辺昇三、渡辺隆夫