2005年4月18日(月)「しんぶん赤旗」
新基地 止めるまで
沖縄・辺野古 座り込み一周年集会
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米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に代わる最新基地建設にむけた、ボーリング(掘削)調査に抗議し、建設予定地の名護市辺野古海域で住民らが座り込み行動をはじめてから十九日で一周年を迎えます。ヘリ基地反対協と基地の県内移設を許さない県民会議は十七日、辺野古海岸で集会を開き、県内各地から約四百五十人が参加しました。
県民会議の山内徳信共同代表は、「県民のたたかいが不当な基地建設を押し返しているが、最後まで絶対に気を緩めずたたかい抜こう。そのための一周年集会だ」と主催者あいさつ。政党、平和団体の代表らも決意を表明しました。
県統一連の新垣繁信代表幹事は、「憲法改悪や新基地建設を許せば、再び沖縄は戦争に巻き込まれてしまう」と力説。ジュゴン保護基金の東恩納琢磨事務局長は、「国が辺野古でどんなことをしているのか自分の目で確かめてほしい。ここに来れない人たちも、何らかの抗議の意思を示して、みんなで基地建設を止めたい」と訴えました。
日本共産党県委員会の古堅宗嘉書記長は、「辺野古からはじまった基地のない沖縄をめざすたたかいが、自衛隊誘致決議をはねのけた伊良部町や、普天間のヘリ部隊移設に反対する議会決議をあげた伊江村など、県内各地にひろがっている」と強調。「五月十五日の普天間基地包囲行動を成功させ、白紙撤回を勝ちとるまで運動を広げよう」とよびかけました。