2005年4月18日(月)「しんぶん赤旗」
湯沢市長(秋田)に鈴木氏
共産党員首長 合併新市で初
|
秋田県南部四市町村(湯沢市、雄勝町、稲川町、皆瀬村)の合併で誕生した新しい湯沢市の市長選は十七日、投・開票され、「新しい湯沢をつくるみんなの会」から立候補した鈴木俊夫氏(54)=無所属、元湯沢市長=が、当選を果たしました。
午後十一時十一分、「すずき一万三千七百票。残票五百」が伝わると、「わー!」「やった!」「バンザイ」と歓声が上がりました。
鈴木氏は元日本共産党県議。三年前の旧湯沢市長選に、市政刷新をめざす市民らに請われ無所属で立候補し、当選。合併新市での日本共産党員首長誕生は初めて。
「みんなの会」は無党派の人たちが多く参加する広範な市民の連合体。
元市長二人と元町長二人が争った激しい選挙戦でした。
鈴木氏は、湯沢雄勝合併協議会の会長として努力してきた経験から、「湯沢、雄勝、稲川、皆瀬の良さを生かして」の、▽地域自治組織の確立▽秋ノ宮、泥湯、小安峡の温泉を結び一大観光地として全国に発信▽酒、漆器、うどんなどの地場産業と農業振興▽ホームヘルプサービス利用料半額補助など合併前の優れた福祉施策の復活、などの政策を掲げてたたかいました。
三年前、鈴木氏に破れた二坂信邦候補(58)陣営は、公明党・創価学会が前面にでて反共デマ宣伝を行いました。
得票は次の通り。
当鈴木 俊夫54無新 一三九九三
二坂 信邦58無新 一〇三三四
遠藤 幸次58無新 六四一九
菅 義雄61無新 六一二五
(投票率=80・18%)